九州・沖縄地区の9 月新車販売 9 ヵ月連続減、登録増
九州・沖縄地区の9 月の新車販売台数は前年 同月比6.9％減の5 万4242台となり9 カ月連続で 減少した。登録車が1.2％増の3 万97台となり 3 ヵ月ぶりにプラスに転じた一方で、軽自動車 は15.3%減の2 万4145台となり9 ヵ月連続で減 少した。新車販売に占める軽自動車の割合は前 年同月と比較して、4.4ポイント低下して44.5% だった。国交省 汎用スキャンツールで診断可能 対象追加へ基準策定
国土交通省は、外部故障診断機（スキャンツー ル）の汎用機で診断できる部品や機能の追加に 関する基準づくりを検討する考えを明らかにし た。特に予防安全装置は多彩な上に高機能化も 早く、国と業界による検討が将来的に追いつか なくなるおそれがあると判断した。一定条件を 満たす装置や機能の追加を制度化し、汎用スキャ ンツールの性能を維持して独立系整備工場とメー カー系ディーラーとの情報格差を縮め、自動車 利用者の選択肢を広げる。ロービーム検査でトラブル 当面は「ハイビーム」でも可
国の自動車検査場（車検場）で新たなヘッド ライト検査がうまくできず、国土交通省が自動 車検査独立行政法人に改善を指導したことが分 かった。9 月から検査対象をすれ違い用前照灯 （ロービーム）に切り替えたところ、自動測定 器が光軸などをうまくとらえられない例が続出 したという。国交省は車検場の混雑を避けるた め、当面はロービーム検査が難しい場合に限っ て従来の走行用前照灯（ハイビーム）での合否 判定を認めることにした。政府、事故死者2500人以下へ
政府は、2020年度までに交通事故死者を2500 人以下、死傷者を50万人以下に減らす新たな目 標を固めた。「世界で最も安全な道路交通社会」 に向けて国際統計上、世界最小となる水準を目 指す。とくに海外より多い歩行時や自転車利用 時の事故を減らすため、ビッグデータを駆使し た道路対策や生活道路にも設置可能なオービス （速度違反自動取り締まり装置）、自動ブレーキ など安全装置の普及に力を入れる。使用過程車 抜き打ち調査
国土交通省は、使用過程車の排ガス浄化性能 を調べる「サーベイランス（車両抜き取り試験） 制度」を実施する方針を明らかにした。独フォ ルクスワーゲン（VW）が月内にも同省に報告 する内容を踏まえ、まずはディーゼル乗用車を 対象に実施。その後、恒久化も含めて制度のあ り方を詰める。排ガス規制の強化や浄化装置の 高度化を背景に、今回のような不正事案を含め、 使用過程車の排ガス浄化性能を厳しくチェック するためだが、公平性をどう担保するか課題も ある。 Copyright (c) 2012Fukuoka Automobile Service Promotion Association.